以前にも書きましたが、SMART DIYs社のSmart laser CO2を使用していますが
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バージョンアップキットが販売され良くなると期待して購入しましたが
まさかの改悪でした.
 私がカットするのは当然バルサとベニヤです.
バルサにカットで問題が発生 !! 
旧基板では出力1%から100%まで指定してカットできますが
新基板では14%以上でないとカットできません.また14%でも下の写真のようにレーザーが途切れます.
メーカーに基板とレーザー電源、レーザー管を送り返し調査していただきましたが...
回答は「13%以下ではレーザーが出ないのを確認しました.速度を上げて
カットして下さい.」です.
でもすでに速度は1500から1800程度で最大でも3000です.どうしようもありません.
文字などは3000でそれ以上上げれません.
新基板でのベニヤのテストサンプルが下の写真です.
角になるとステッピングモータの速度が遅くなりそれに合わせてレーザーパワーを下げて途切れてしまいます.
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では、なぜ今まで旧基板ではうまくコントロールできていた出力が新基板ではできなくなったのか
調査しました.

レーザー電源の信号端子は

端子の機能 旧基板  新基板 調整用sw 
TH Highでレーザー発射(正論理)4kHzの PWMHighで出力未接続
TL Lowでレーザー発射(負論理) 未接続未接続 SWオンでGND
WP カバーや水冷のプロテクト信号 Lowで発射可能
 オープンまたはHighで停止
接続GND SWオンでGND
G GNDGND GND  GND
IN  AD入力 0-5V5V固定0-5V
可変 
VRで0-5V
可変 
5V 5V出力 電源から供給されます.



 左は旧基板用 右は新基板用
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旧基板は出力を100%にしてを4KHzの ON/OFFで出力をコントロールしています.
電源の仕様では応答時間は1msとありましたが大丈夫なんでしょうか
つまり
下のように50%の出力では半分ONで半分OFF 70%では7割ONで3割OFFです.
もちろん角で遅くなるとそれに応じてオン時間は短くなります.
50%出力70%出力
それに対して新基板ではINにAD出力を出力し、THはONかOFFのみで制御しています.
ADの出力電圧を測定しましたが、正確に出力されていました.
理屈ではこれで問題ないわけですが、この中華製のレーザー電源 10%以下が反応しないようです.
試しにこの調整用のスイッチを使って調べてみます.
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<実験>
レーザーがキーンと音が鳴り出すVR位置を測定します.
VRの両端抵抗18.9kΩに対しIN-GND間が2.09kΩでした
つまり 2.09/18.9=11.05%となりそれ以下ではレーザーは照射されていません.

<考察>
これは電源とレーザー管の個体差があり私の装置は反応しない領域は多いという結論です.
しかしながら多かれ少なかれ不感領域があるので、旧の方式の方が良さそうです.
ここまで色々書きましたがアクリルやベニヤの場合は大きいパワーが必要ですので新方式でも全く問題なく、我々のようにラジコンマニアが柔らかいバルサカットする場合に問題が出ます.

新基板で何%以下が反応しないかはこれを基準に判断にしてください.

<結論>
新しい基板2万円近くしたけどポイです.

<展望>
当然メーカーであれば新基板でAD出力と旧基板のON/OFF PWMを兼用することにより改善させるのとができます.
その旨の要望を出して調査を終わりにします.

<おまけ>
ミラー調整のためにレーザーポインタを分解中
延長してレーザー管に取り付けるパーツ3D設計中
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